解説
気圧とは
気圧の意味と単位、高気圧と低気圧の違いをまとめました。今の値は今日の気圧で確認できます。
気圧とは、地表の上にある空気の重さが押す力のことです。海面での標準的な気圧(1気圧)は1013.25 hPaです。気圧の変化は、天気の変化を知る手がかりになります。
なぜ気圧があるのか
空気にも重さがあります。地表の1平方センチメートルには、大気全体で約1 kgの重さがかかっています。私たちがこの重さを感じないのは、体の内側からも同じ力で押し返しているためです。
高い場所に行くほど上にある空気が減るので、気圧は下がります。空気が暖まって上昇したり、冷えて下降したりすると、同じ高さでも気圧が変わります。これが天気の変化につながります。
1気圧は何hPa?単位の関係
天気予報ではhPa(ヘクトパスカル)を使います。1 hPaは100パスカルで、以前使われていたミリバール(mb)と同じ大きさです。
| 単位 | 1気圧の値 |
|---|---|
| ヘクトパスカル | 1013.25 hPa |
| ミリバール | 1013.25 mb |
| 水銀柱ミリメートル | 760 mmHg |
| 水銀柱インチ | 29.92 inHg |
| キロパスカル | 101.325 kPa |
ほかの値は気圧の単位変換で計算できます。
高気圧と低気圧の違い
高気圧と低気圧は、決まった数値で分かれるのではなく、周囲より気圧が高いか低いかで決まります。1000 hPaの高気圧も、1010 hPaの低気圧もありえます。
- 高気圧: 空気が下降します。雲ができにくく、晴れやすくなります。
- 低気圧: 空気が上昇します。雲ができやすく、雨や風が強まりやすくなります。
台風は熱帯で発達した低気圧です。中心気圧が低いほど勢力が強い傾向があり、950 hPaを下回る台風は強い勢力であることが多くなります。
海面気圧と現地気圧
観測所で実際に測った値を現地気圧、海面の高さに換算した値を海面気圧といいます。高さの違いをなくして場所どうしを比べるため、天気図や天気予報では海面気圧を使います。
たとえば富士山の山頂(3,776 m)の標準的な気圧は約635 hPaで、海面の約63%です。現在地の標高から、その高さの標準気圧が分かります。
よくある質問
1気圧は何hPaですか?
1013.25 hPaです。760 mmHg、29.92 inHg、101.325 kPaと同じ大きさです。
hPaとは何ですか?
ヘクトパスカルと読み、気圧の単位です。1 hPaは100パスカルで、以前の単位である1ミリバールと同じ値です。
低気圧は何hPaからですか?
決まった数値はありません。周囲より気圧が低ければ低気圧です。ただし目安として、1009 hPa未満の日は雲や雨が増えやすくなります。
高いところに行くと気圧はどのくらい下がりますか?
海面近くでは、10 m高くなるごとに約1.2 hPa下がります。高くなるほど下がり方はゆるやかになります。
気圧が高い日はどんな天気ですか?
高気圧に覆われた日は、下降気流で雲ができにくく、晴れて安定しやすくなります。ただし、湿った空気の影響で曇ることもあります。